南京大學の學生が清掃員女性のために「個展」を開催
ソース:人民網日本語版作者: 2023-03-21 13:57
南京大學仙林キャンパスで今月、有名畫家の作品でも、教師や學生の作品でもなく、清掃員の女性が描いた絵畫作品を展示する特別な「個展」が開催されている。
食堂の入り口付近で開催されているこの「個展」のタイトルは「清掃員呉さんの『春』」だ。
呉立娣さん(47)は、南京大學仙林キャンパスの學生寮の清掃員。同大學で長年働いており、毎朝7時半から作業を始め、ゴミを拾ったり、清掃をしたりしている。
呉さんがその絵畫の腕を初めて披露したのは2013年のことだった。清掃が終わり、寮の黒板に「おかえりなさい」という言葉しか書かれておらず、寂しいと感じて、そこに絵を描き出したという。
その絵を見た大學生たちは、てっきり呉さんは美術を専門に學んだものだと思っていたという。実際には、呉さんは絵を専門的に習ったことはなく、絵が大好きという思いと天賦の才で「大作」を描き出していたのだ。
それ以降、キャンパスで絵を描くようになった呉さんは描けば描くほど上達していき、そして次第に同大學の人気者にもなっていった。
そして、絵畫を通じて、呉さんは學生とずっと親しくなったといい、「學生たちは実家を離れて暮らしている。実の子供ではないけれど、彼らに思いやりを示すことで、私自身もうれしい気持ちになる」としている。
今回の個展を通して、多くの人がすでに消されてしまった呉さんがかつて黒板に描いた絵を見ることができている?!杆饯膝妤?、雑草ではない。ユリであることを証明できる唯一の方法は、花を咲かせること」。これは南京大學の學生たちが呉さんに最も伝えたい言葉なのだという。
編集:董麗娜
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