毘山遺跡で先秦考古學(xué)の重要発見 浙江省湖州市
ソース:新華社作者: 2023-10-25 16:54
毘山遺跡の発掘現(xiàn)場。(資料寫真、小型無人機から、湖州=新華社配信)
中國浙江省湖州市呉興區(qū)にある同省最大の夏商(殷)時代の遺跡、毘山遺跡で新たな重要発見があった。関係者は浙江省における先秦考古學(xué)研究を大きく進展させたと評価している。
遺跡では2014年以降、浙江省文物考古研究所と湖州市文物保護管理所が10年の計畫で學(xué)術(shù)発掘調(diào)査を?qū)g施。発掘調(diào)査のリーダーを務(wù)める同研究所の閆凱凱(えん?がいがい)館員によると、毘山遺跡は約5500年前の崧沢(すうたく)文化までさかのぼるが、今回の主要な成果は商代後期(紀(jì)元前1300年前後~紀(jì)元前1046年)に集中し、毘山を囲むように築かれた環(huán)濠が見つかった。環(huán)濠の內(nèi)側(cè)は集落の中心分布域となっていた。
閆氏は、集落中心部の面積は約33萬平方メートルで、商代後期の格式の高い建築物の遺構(gòu)が多く分布していると説明。中でも約3400平方メートルの干欄(高床建築)と土で築いた高殿からなる複合建築物の遺構(gòu)は、禮制や儀禮における重要な場所と思われ、中國南部の商代後期の遺跡で発見された同類型の建築遺構(gòu)の中で最大の規(guī)模を持つと指摘した。遺跡からは青銅器や印文硬陶、原始磁器(灰釉陶器)など商代後期の重要遺物も出土したという。
毘山遺跡が発見されたのは1957年で、面積約100萬平方メートル。現(xiàn)在は全國重點文物保護単位(國寶?重要文化財)に指定されている。1995~2010年にインフラ建設(shè)に合わせた発掘調(diào)査が6回実施されており、崧沢文化から良渚(りょうしょ)文化の基臺や墓葬群、建築基礎(chǔ)、灰坑、灰溝などが見つかり、青銅器や土器、卜甲(占い道具)や卜骨(ぼっこつ、占いに使う骨)などが出土した。
商周時代の発掘調(diào)査に長年攜わる同研究所の羅汝鵬(ら?じょほう)研究員によると、江南地域では良渚文化の衰退後、銭山漾(せんざんよう)文化、広富林文化、馬橋文化が出現(xiàn)し、その後は後馬橋文化期に入ったが、後馬橋文化の様相は詳しく分かっていなかった。毘山遺跡は後馬橋文化としての代表性が極めて高く、同時期の文化の様相が格段に明確化された。長江流域の商代遺跡の発掘では三星堆遺跡(四川?。─浔P竜城遺跡(湖北省)、呉城遺跡(江西?。─胜嗓斡忻蔬z跡が発見されているが、毘山遺跡における今回の重要発見も商代に屬する。これは、當(dāng)時の長江流域の住民たちが中原文化の影響を受けて多くの華麗な地域文化を生み出し、新たな高度発展期を迎えていたことを十分に証明している。
編集:董麗娜
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