「黃酒小鎮(zhèn)」を訪ねて 中國浙江省紹興市
ソース:新華社作者: 2025-06-12 16:46
浙江省紹興市の黃酒小鎮(zhèn)。(紹興=新華社配信)
?中國東部の浙江省紹興市にある1600年以上の歴史を誇る江南の小さな町、東浦鎮(zhèn)は、紹興黃酒の中心的な発祥の地で、黃酒文化をテーマにした小鎮(zhèn)「黃酒小鎮(zhèn)」の所在地でもある。
水路が縦橫に走る黃酒小鎮(zhèn)の川沿いに軒を連ねる多くの黃酒醸造所の中には、創(chuàng)業(yè)數(shù)百年の老舗も少なくない。
「湯源元」は昔から地元で有名な醸造所で、先人の技術(shù)と精神を伝承するため1980年代生まれの醸造家、王金金(おう?きんきん)さんが2022年に改築した。醸造所には大きさや模様、年代の異なる紹興花彫酒(黃酒の一種。精細(xì)な彫刻と鮮やかな著色が施された酒つぼに入っている)が整然と並び、醸造家たちの情熱やプライドを伝える。
浙江省紹興市の黃酒小鎮(zhèn)。(紹興=新華社配信)
浸米、蒸煮、仕込み、撹拌(かくはん)、保溫発酵など、王さんと師匠の陳寶良(ちん?ほうりょう)さん(67)は、20代前半の若者に手作業(yè)による黃酒の製造工程を指導(dǎo)している。
國家級無形文化遺産「紹興黃酒醸造技術(shù)」の省級伝承者である陳さんは、古希を目前に伝承の重要性を切実に感じており「志ある若者が黃酒の伝統(tǒng)的な醸造工程を真剣に、細(xì)心の注意を払って実踐するよう身をもって導(dǎo)かなければならない」と語った。
「當(dāng)醸造所では最も古い醸造工程を見ることができる」と話すのは、同小鎮(zhèn)にある醸造所「瑞元呉記」の現(xiàn)當(dāng)主で、5代目の醸造家である?yún)遗d剛(ご?きょうごう)さん(38)だ。
5月30日、醸造所「湯源元」で黃酒を醸造する國家級無形文化遺産「紹興黃酒醸造技術(shù)」の省級伝承者、陳寶良(ちん?ほうりょう)さん(左)と弟子の王金金(おう?きんきん)さん。(紹興=新華社記者/黃筱)
東浦鎮(zhèn)南村村に生まれた呉さんは、父親から先祖代々受け継がれてきた酒造りの技術(shù)を?qū)Wぶうちに「酒は穀物の精」という言葉の深い意味を徐々に理解した。もち米が6カ月かけて育ち、さらに5~6カ月の発酵を経て、少しずつ黃酒の原酒となる?!妇圃欷辘嗓欷郅纱髩浃请yしいことなのかは、醸造家だけが知っている」と話した。
広くない醸造所の中は、醸造道具でほとんど埋め盡くされている。時代は変わり、道具も技術(shù)も進(jìn)歩しているが、醸造所「瑞元呉記」にある道具はどれも昔の姿をとどめている。「今もかまどでまきを使ってもち米を蒸し、醸造家の手で溫度の変化を感じ取っている」と呉さんは語った。(記者/商意盈、黃筱、鄭可意)
浙江省紹興市の黃酒小鎮(zhèn)。(紹興=新華社配信)
編集:董麗娜
文章と寫真の著作権は元の作者に屬します。侵害があれば、削除に連絡(luò)してください。