中國で約4億2千萬年前の淡水産節(jié)足動物の化石を発見
ソース:新華社作者: 2023-05-05 13:01
「Maldybulakia saierensis」の尾のとげ(上)と體節(jié)から生えている長いとげ(下)。(資料寫真、南京=新華社配信)
中國科學院南京地質(zhì)古生物研究所はこのほど、中國と英國の古生物學者が中國新疆ウイグル自治區(qū)で、全身にとげが生えた淡水産節(jié)足動物「Maldybulakia saierensis」を発見したと明らかにした。約4億2千萬年前に生息していた古代生物で、中國で発見された最も古い淡水産節(jié)足動物になる。
この節(jié)足動物は、形態(tài)的にかなり特異な姿をしている。體は多くの體節(jié)に分かれ、それらの體節(jié)の多くは、両側(cè)から左右対稱のとげが突き出ている。尾に當たる部分は細長いとげを引きずっており、まるで全身をとげに覆われた奇妙な蟲のように見える。
この研究を主導した同研究所の徐洪河(じょ?こうが)研究員は「節(jié)足動物門は、今日の動物界で最大の動物門のひとつであり、海水域や淡水域に生息するエビやカニから、陸上の蚊やハエ、クモまでこの門に分類される。淡水産節(jié)足動物の出現(xiàn)は、海産動物が『上陸』する鍵となる移行過程の一部で、この重要な化石の発見は、動物が海から陸へ移動する経過を理解するための重要なよりどころとなる」と述べた。
関連の研究成果はこのほど、古生物分野の専門學術(shù)誌「Papers in Palaeontology」に掲載された。
編集:董麗娜
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